主なポイント
- 日本のコーポレート・ガバナンス改革は、同国が景気回復とリフレーションに向かう上での、また日本株に投資する上での中心的要素であることに変わりありません。
- 改革の勢いは本物ですが、次のフェーズでは株主への還元だけでなく、企業が設備投資や研究開発(R&D)、人的資本を通じて資本をいかに効果的に活用しているかという点に、一段と重きが置かれる可能性が高いと考えられます。
- エネルギー安全保障や人工知能、防衛といった戦略的重要分野で事業を展開する企業が、最も大きなプレッシャーを受ける見込みです。
- 企業投資の拡大は、効果的に実施されれば、生産性の向上を通じてリフレ・トレードのマクロ経済的基盤を強化することができます。
- 株式投資家にとっては、リターンの構成が、株主還元主導から利益成長主導へと徐々に移行していく可能性があります。
- ガバナンスを真に改善している企業がアウトパフォーマンスの重要な源泉であり続ける可能性が高いですが、今まで以上に銘柄選別が必要になると考えられます。そのため、綿密なリサーチと質の高いスチュワードシップが重要になります。